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2009年4月 2日 (木)

自分と向き合う

このブログ立ち上げて随分経つわけですが、マイナスな書き込みをしないように心がけ、ある意味、現実から逃れ、楽しく生きたいと強く願い、ほんの一瞬でも素敵な時間を記録する事にしています。

しかし、今、プラスの意味で、自分と向き合い、
自分の事を書こうと思います。

自分と同じように苦しんでる人も多いと思います。
いつか明るい未来に向けて・・・

さて、

『過敏性腸症候群(irritable bowel syndrome;IBS)』を知っているだろうか?

腸の検査を行っても異常が認められないにもかかわらず、下痢や便秘、ガス過多による下腹部の張りなどの症状が起こる病気。

原因は、自律神経異常ストレスによるものだと言われている。

超健康体だった自分の体に異変が起きたのは、10年ぐらい前かな?
丁度、入社した頃だ。下痢が頻繁におきる様になり、我慢の出来ないけたたましい下痢に襲われるようになった。病院嫌いで、受診する事もなく、とにかく耐えるのみ。

しかし、我慢にも限界があり、薬に頼るようになった。
しかし、何を飲んでも効かず、近所の病院に行くことにした。

最初は、整腸剤やら、下痢止めを処方され、数ヶ月暮らした。
どうにもならない腹痛に耐えかね、何度も病院を訪れた。

その頃、『貧血』がひどく、国立病院に行かされる羽目に。
数値が悪く、入院勧告を受けた。貧血なんて、どうでもよかった。下痢さえ治れば・・・断固拒否し、週3回の点滴生活を送ることになった。

国立病院で、下痢について調べることになり、
腸のあらゆる検査を受診した。

結果、どこにも異常がなく、結局、精神的なものだろうと。

そこで、『過敏性腸症候群』であると言われたのだ。

とは言え、最初は整腸剤と下痢止めを飲むばかり。
しかし、下痢止めを飲み続けるのはダメだといわれ、整腸剤だけの生活をさせられたり。

その後、ポリカルボフィルカルシウム(商品名:ポリフル、コロネル)の発売を受け、飲むことになった。

コロネルは、便の水分バランスをコントロールして、便そのものの固さを調節する薬。

全く効く気配はありませんでしたね・・・残念ながら。

だんだん、生活も変わってきました。
アクティブだった生活から、インドア派へ、ネガティブ志向へ・・・トイレのない場所へはいけないし、人の車にも乗りたくなくなった。

外食も出来なくなり、人との調和も取れなくなった。
ただの我侭にしか見えないだろう。

しかし、食べ物を食べてなくても、下痢が起こるのだ。
どうにも対処が出来ず、恐怖心と戦うしかなくなった。

たった6キロの距離(15分程度)の職場に行くのに、3回のコンビニトイレに立ち寄っても、なかなかたどり着かなくなった。

病院の先生からは、ストレスは会社なのでは?
「会社を辞めれば治るかも?」と言われた。

自分の体が悲鳴を上げているのも事実。
辞めてみようと決め、辞めた。

治らず。

その後も、仕事を始めたり、辞めたりを繰り返し、

とある頃、胃の激痛も追加され、下痢が再強化した。

最終手段と決心し、『心療内科』を受診してみた。
「不安病」だと言われた。
下痢になったらどうしよう、という不安が不安を呼んで下痢を引き起こす。
いわゆる悪循環病。

精神安定剤やら、ガス対策の薬やら、ぜん動運動抑制する薬やら、あらゆる薬を処方され、漢方薬もたくさん飲んだ。

年々悪化する下痢に怯えた。

どんなに薬を飲んでも、下痢のない日は訪れなかった。

それでも、波がある。私の中で、ちょっとマシに思えるときとか。

ただの下痢を世間は、病気だと認めてくれるわけではない。元気そうな外見から、冷たい目線を浴びることも多々。下痢なんて、誰にでも経験のあるものだ。病気とは言い難い。病人だと言って欲しい訳でもないが、理解されない病気なのだ。下痢が頻繁に起こるが、それ以外は特に問題がなく、元気なのだ。

かといって、平穏な日常が送れる訳ではない。
遣りたいけど、出来ないことが増える訳だ。

心療内科で処方されていた薬の中で、「ブスコパン」と言う胃腸など内臓のけいれん性の痛みをとる薬を飲み続けた事により、お腹の中にガスが尋常じゃないくらいたまり、便秘になった。普段は、ガスがよくたまり、腹痛を起こすが、下痢により排出される。しかし便秘になったとき、その排出もなく、激痛を伴うようになった。

その頃、倦怠感とか、異常な眠さとかにも襲われるようになった。

何か違う病気なのでは?と思うようになった。

また別の病院(内科)で、「悪い所を見つけてください」と懇願した。
調べても調べても、見つからず。
その女医さんに告げられた。

「あなたは、間違いなく、うつ病です」
「きちんと薬を飲んで一緒に治しましょう」

親も呼ばれた。

「自殺するかもしれないので、厳重注意してください」と。

親は自分の子供がうつ病なんて、認めれない様子だった。
私は・・・どんな病気でも良かった、病気と認定してくれて、且つ薬があって、治療でき、治れば、それでよかった。ある意味、「過敏性腸症候群」から逃げたかった。効く薬もなく、精神が悪いと言われても、どう治せるのか判らない。ストレスなんて感じないのに、遊んでいても、楽しくしてるのに、下痢になる腹痛になる。どう対処すればいいのか判らない。”我侭で弱い人間だ” ”甘えてるからだ”と言われる事もあった。

うつ病の治療が始まった。

薬を飲めば飲むほど、吐き気と戦わなくてはならず、先生は2・3日で吐き気も治まるから我慢して薬を飲み続けろと。しかし、何日経っても治まらず、この薬を飲んだ日から、一気に超下痢に転落した。また、ブスコパンという薬を飲み続ける怖さを教わりやめた事が原因だろう。

この下痢は、午前中が特にひどく、また食事直後にも。しかし眠ってるときには起こらなかった。

なのに、眠ることも出来なくなり、朝も昼も夜も、眠ってるときも、腹痛が下痢が・・・

どんどん精神的にも追い詰められるようになった。
毎日、気づけば泣いてばかり。
もっと怖い病気なのではと疑うようにもなった。

そんな精神状態のせいなのか、食事も摂れず、下痢、嘔吐、胃痛と芸が増えたようだ。気が付けば、ただ上を向いて寝る、寝たきり老人生活になった。

通院日に、もう一度血液検査をすることになった。

血液検査もいろいろある様子で、詳しい検査まではしていなかったのだが、詳しい検査に出された。

病院から電話がかかってきた。「原因が判ったのですぐに来なさい」と。

そこで、「甲状腺低下症(橋本病)」の疑いがあるのでと、また国立病院に紹介されることに。

検査結果は、「甲状腺低下症(橋本病)」であると。
うつ病的なのは、この橋本病が原因であると言われた。この病気は、普通は便秘になるらしい。なので、やはり、下痢の原因は「過敏性腸症候群」と考えられると。いづれにしても、自律神経が乱れ下痢を起こすのでは?と。

この病院でも「ブスコパン」を飲むことを禁じられた。

そして、橋本病の薬「チラーヂン」のみを飲むことになった。

それから、1年半が経過し、橋本病の方は落ち着いた。甲状腺ホルモン、TSH、fT4、fT3共にほぼ許容範囲内だと言われた。寝たきり老人化したときは、テレビを見ることも出来なかったし、笑うことも出来なかった。

そう、社会から逸脱した場所で生きている自分にとって、唯一、皆と同じでいられる場所は、このネットの世界でしかなかった。ブログに支えられ、ネットで情報を集め、生きる力を集めた。パソコン依存症だと言われるかもしれない。でも、私にこれがなかったら、今程までに、回復しなかったのではないか?と思う。

さて、「過敏性腸症候群」。下痢の状態は、激痛は、さほどなくなった。毎日、食べたものや、トイレ日記をつけてきたが、随分マシになったと思う。1ヶ月のうちで一日たりとも下痢じゃない日はなかった私が、ここ最近は、まあ日常は下痢。でも時々、下痢じゃない日もある。

寝たきり老人みたいになったことによって、
家族が、この病気を理解してくれたこと。そして、支えてくれたこと。仕事も友達も何もかも失った私を支えてくれたこと。そして、楽しいときに遊んでいた友人が去っていった事も間違いないのだが、その中にも、真の友人が自分にもいることが解った事。動けない私を見舞いに来てくれた友。全くマメじゃない友人が毎日朝「おはよう」のメールをくれたこと。

病気になってよかったのかもしれない。
人に支えられてる自分に気がつけた。そして人の優しさに気がつけたこと。

そして、苦しいのは自分だけではなかった事に気がつけたこと。

支えてくれた両親は、ただ見守るしかない。苦しむ我が子をただ、見守ることしか出来ない両親もまた、大変だったのだろう。

こんなに惨めでみっともない自分の友達で居てくれた人に感謝したい。

まだまだ復活とまでは、言えない私ですが、
サザンオールスターズの30周年のライブに参加したい一心で、復活を誓った。大好きだったバイオリンも外出トレーニングの一種として、復活させた。バイオリンに行く前にトイレにこもり、ついてからも、トイレに駆け込み、なかなか抜けられないけれど、それでも前進。サザンの30周年ライブも何とかいくことが出来た。途中、気持ち悪くなったり倒れたりするものの、無事に帰ってこれた。少しずつ新しいことを始め、社会にも復帰したい。

いつか、皆と同じように、生活できたらいいなと思う。

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