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2013年2月 2日 (土)

バイオリンの発表会

バイオリンの発表会に参加しました。

今まで参加したこともなく。
昨年、演奏会なるものの、皆で弾く演奏会には出てみたのですが…。
自信もないし、なかなか参加に至らず。

今回、先生のプッシュもあり…。
あと、自分自身でも、これではいけないって思っていまして…。
過敏性腸症候群だと診断されてから、何をするにも、なかなか難しくなって、なかなか、goサインがでないというか…。不安と諦めが大きくなって、諦めることがうまくなってきました。

昨年少し体調が良かったことも後押しして、
自分が生きている、少しでも何か楽しめている。
何でもいいから、何か、ほんの少しでも欲しくて実感したくて。
腐った自分を十分理解しつつも、脱したくて。
思うように生活出来なくて。
色んなモヤモヤの中、唯一、過敏性腸症候群でお腹が痛くても、バイオリンだけは続けられている。

音楽劣等生の自分が、劣等生なりに愛して、ただこっそり自分のためだけの楽しみとして始めたバイオリン。誰かに聞いてもらえるようなものでもないけど、ただ、発表会というものに、出るだけでも意味があるのではと考えて、出演する運びとなりました。

12月は、てんやわんやに忙しく、必死でこなすだけで終わってしまいました。
1月に入って、時間の許す限り、練習しました。
多分、スポーツなら、1度言われて簡単にできることが、
バイオリンとなると、他人の10倍努力しても身につきません。

安易に、先生と一緒に弾けたら緊張も減るし、安心と思って、先生にお願いしました。しかし、安易でしたね。選んだ曲は、やっているレッスンの本に載っている曲ですが、譜面を見るかぎりは難しそうには見えません。
が、早いし、音が飛ぶし、半音上げ下げが多いし、ポジション移動も多いし…。合わせるとなると、これまた、大変です。二人三脚をダッシュでするようなものです。1フレーズぐらいで合ってるかがわかればいいのですが、極僅かなポイントでしか、分かり難いです。なんかずれているという感覚は、判りますが、極僅かなポイントでしか修正が出来ません。

本番前のレッスンで、たった1度だけ先生と合わせてみましたが見事に合わず。そのまま本番の日を迎えることになり…。

これは大変と、youtubeで先生の弾いているパートを見つけ、それを音だけを抽出して、しかも早いので、ピッチを自分で遅めに操作して、音源を作り、ただひたすらそれに合わせて練習。

私なりには努力はしたつもりで…。
発表会当日となりました。

当日朝、会場に着くと、誰もまだ来ていないのかと、トイレにいったり、ソファーで座ってたりしていたら、既にホールでは来た人順にリハが始まっていました。どんなホールかなとちらっと扉を開けて覗いたら先生と目があって、速攻やりますよと。

慌てて準備して…

ピアノの方の伴奏付きで、先生にゆっくりとお願いして。
心の準備もなく。一気に緊張して、案の定てんやわんや。
まったく弾けず。これが、本番前のリハ?と笑ってしまうぐらいでした。

朝で指が動かなかったことは事実ですが、これはマズイと。さすがに焦りました。

レッスンでよく会う小学生の女の子と一緒に、練習出来る部屋へ。
子供と一緒に、どーしよーーーっと言いながら練習して。

レッスンの日の1度と、リハの1度、計2度しか先生と合わせたことがなく本番になると思うと、ゾッとしました。

昼休憩を取ったり、子供たちと一緒に練習したり、子供たちのイタズラに癒されたりしながら、同様に大人で出演される方ともお話したりしながら、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

2部構成で、他の楽器の方も混ざった状態でした。
私の子分みたいに、ずっと一緒にいた女の子達は、1部の演奏でして、とても上手で母が子供を見るように、演奏を聴きました。
子供は凄いですねー。緊張しなかったよーなんていう子もいたり、大人は、皆、絵に描いたような緊張で、目に見える程、弓や手が震え、ヒヤヒヤです。

そして、ラストが私の出番です。
先生と一緒に弾くので、この順番でしょうね。

ピリピリ緊張を漂わせた大人たちの後に、少年が堂々ととても上手に弾ききりました。そしてその彼の後が私という…。少年うまいなーっとビビりまくりの私。

子供たちに笑われるほど、私の手のシワに汗が一瞬でたまっていきます。
拭いても拭いても。お姉ちゃん大丈夫?と言われるぐらい。(お姉ちゃんは大丈夫ではありません。キッパリ)
飴舐めてから行きなさいと小学生の子供にレクチャーされ、素直に舐めていざ出陣。

楽譜忘れたーと戻ってくるお姉ちゃんは、本当に子供たちにも心配される有様です。

会場で、私の名前が呼ばれ、いよいよ私の出番です。
そう、自分のために始めたバイオリンです。
先生の仰るように後は楽しむだけなのです。

そうは言っても、果てしなく緊張しています。
あまりにも汗で滑るので、ちょっとだけ松脂を手につけて望みました。

先生と目で合図し、第2バイオリンである先生とピアノから始まります。
その瞬間に、あ!!!!!!!!!!先生早い早い早い!!

危機感を感じました。
先生においていかれたら、途中で入る事が難しい私。相当進んだ所でしか入れないのです。とにかく、丁寧に弾くことよりも、最後まで合わせて弾き切ることが、最良の策です。レッスンで習ったことなんて一気に吹き飛びました。とにかく、先生の音を聞いて、ピアノの音を聞いて、楽譜をしっかりみて、間違えても飛ばして、とにかく続けること。
こうゆうときに限って、普段簡単に弾けるような箇所で、間違えます。
指がバタバタ、スムーズに行きません。

死ぬ気でついていこうと。
鬼のような顔して。

間違えまくりましたが、
指が滑るので、ビブラートとかも途中端折ったり、音もシャープやフラットが曖昧になってしまいましたし。

私のソロの場所は、あ、ここ一人なんだって思った瞬間に緊張して、間違えたり。

いろいろてんやわんやでしたが、

目標の最後まで弾き切ることは、出来ました。

なんとか終わった、と思った瞬間、会場から、大きな拍手を戴きました。
感動ですね。綺麗な音は全部先生の音だと思いますので、先生の音が素敵だったから、大きな拍手いただけたんでしょうけど、それでも本当に嬉しかったです。終わった後は、お姉ちゃん!!すごい汗だよなんて言われるぐらい、必死すぎて、大量の汗をかいたみたいです。(^_^;)

目標にしてきた発表会が無事に終えることが出来ました。
とにかくほっとしました。

そして、とても嬉しいことがありました。
Img_0297_2
このブログで、ちらっと実は発表会があるとは書きましたが、日にちも時間も場所も何も知らないはずなのに、友人が会場にお花を届けてくれました。有難いし、うれしいし。とにかく幸せです。ありがとう。
最初、花束が届いたと聞き、きっぱり、「何かの間違えですよ。私に花束なんて届きません。誰も知りませんし、届くはずがありません」と言いました。ですが、間違いなく届いているし、私の名前だし、お届け人が◯◯さんですと。「やっぱり私のではありません」とキッパリ。
フルネームで言われて、やっと気が付きました。友人です。結婚されて姓が変わっているので気が付きませんでした。しかも、友人からいただけるなんて、思っても見なかったのです。初めてのことで、本当にビックリしました。でも、すっごく嬉しかったです。本当に感謝です。

帰り、駐車場で隣に止めていた女性が、どうやら駐車券をなくしてしまったらしく、助けて〜と、あれ?そういや、さっき、会場で漢字が読めないから教えてと声かけられた女性(外人さん)です。駐車場の規約みたいなのが料金の所にあり、どうやら、電話すればいいと書いてあったので、その旨伝えると、なんとか電話できて、上手く行った様子です。
そして、彼女らの家族が帰っていったわけですが、その帰り際に、彼女の息子さんが来て、今度はなんだい?って思ったら、「お姉ちゃん、バイオリン最高だったよ。good(゚∇^d) グッ!!」と最後に最高の置き土産を置いて帰ってゆきました。

一瞬ビックリしたけど、じんわり、嬉しさを噛み締めました。
彼は、バイオリンが大好きで習いたいけど、お家の事情で習えないらしいです。いろんな人にいろんな人生があって、皆そんな中で生きているんだなぁ。

バイオリン自体は、間違えてばかりで、成功とも言い難いですけど、取りあえずは満足です。バイオリンの上達は練習以外にないでしょうし、たくさんの得る物があったと思います。そして、たくさんの人に幸せを戴けて、本当に感謝です。

最後に、先生にもお褒めの言葉を戴きました。
今までで一番良かったよ。本当に良かったと。まあ、2度の合わせは、悲惨な状態でしたしね。とは言え、素直に喜びたいと思います。今回は、腹痛のアクシデントもあり、それ以上に、必死に練習したし、自分なりの精一杯でしたので、これをヨシとしたいと思います。
あまり成長はしませんが、ゆっくりまた練習して行きたいと思います。

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コメント

感動して、読んでて泣いてしまった。
緊張が伝わってきた。そんな中、よく頑張ったね~~~。本当に。
拍手~~

投稿: ヘンリー3世 | 2013年2月 3日 (日) 12時11分

>ヘンリー3世さん

こんにちは。
ワーイ(^O^)ありがとうございます。
ホントすごく緊張しました。

投稿: ゆん | 2013年2月 3日 (日) 17時17分

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